日立、タレスの鉄道信号関連事業を買収

日立製作所は2021年8月4日(水)、フランスの電気システムメーカーのタレスグループの鉄道信号関連事業を買収すると発表しました。両社は対象事業の事業価値について、約2,150億円で合意しており、日立のグループ会社で鉄道システム事業を手がける日立レールが買収します。最終的な買収価格は、さまざまな調整を経て確定する予定です。

今回の買収は、競争法をはじめ各種法令に基づき必要なクリアランス・許認可等の取得を前提に、2022年度後半までに手続きが完了する予定です。今後、日立レール、タレスの両社は、それぞれの従業員代表に対して、関係各国の法律に基づく情報提供や協議に入ります。

タレスの鉄道信号関連事業は、鉄道信号システム、鉄道運行管理システム、通信システム、チケッティングの分野のグローバルリーダーで、2020年の売上高は16億ユーロでした。世界42か国に約9,000人の従業員を擁しています。

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