JR各社、2022お盆の利用状況発表 前年比900%超えの路線とは?

ニュース画像:2022年お盆期間の利用状況が発表に (281系 Tomo-Papaさん 2022年07月25日撮影) - 「JR各社、2022お盆の利用状況発表 前年比900%超えの路線とは?」
2022年お盆期間の利用状況が発表に (281系 Tomo-Papaさん 2022年07月25日撮影)

©Tomo-Papaさん

JR各社は、2022年8月10日から17日まで8日間のお盆の列車利用状況を発表しました。新幹線では全路線計で対前年比209%と2倍になった一方、コロナ禍前の2018年比では60%ほどでした。在来線では、飛行機の国内線需要が増加したことから、各地の空港アクセス特急の利用が好調でした。成田空港へ向かう総武・成田線「成田エクスプレス」は29,000人が利用し、対前年比で660%、関西空港線「はるか」は14,000人が利用し、対前年比で10倍近い934%となりました。

利用者が対前年で最も増加した関西空港線「はるか」は2018年比では18%、総武・成田線「成田エクスプレス」も23%と、海外旅行の本格始動が進まない状況から他路線に比べ低水準です。いずれの路線でも、コロナ前の2018年の水準までにはまだ戻っていません。

3年ぶりの行動制限のないお盆休みは、鉄道を利用する多くの帰省客や観光客が見受けられました。しかし、お盆のはじめ頃から、本州を中心に前線停滞や、台風8号に伴う大雨の影響で複数の線区で新幹線の遅延や特急列車に運休が発生しました。お盆の後半にかけては、天候も回復し、一部路線も復旧。久しぶりに遠方の家族に会えた嬉しい笑顔が各地の駅で見られました。

■2022年お盆期間の各方面別新幹線利用状況

新幹線区間2022年実績(人)2021年比2018年比
北海道新幹線新青森〜新函館北斗42,100212%55%
東北新幹線大宮〜宇都宮・古川〜北上1,077,000201%58%
東北新幹線盛岡〜八戸155,000200%60%
秋田新幹線盛岡〜田沢湖46,000229%56%
山形新幹線福島〜米沢59,000227%52%
上越新幹線大宮〜高崎683,000191%61%
北陸新幹線高崎〜軽井沢385,000206%64%
北陸新幹線上越妙高~糸魚川181,000236%64%
東海道新幹線新横浜~小田原〜静岡2,156,000209%69%
山陽新幹線新大阪~西明石1,059,000219%65%
九州新幹線博多〜熊本200,000168%61%

期日: 2022/08/10 〜 2022/08/17

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