京成電鉄は2017年12月20日(水)、輸送の安全確保を目的として「異常時総合訓練」を実施しました。会場は宗吾車両基地で、9時から12時30分までの間に行われています。
この訓練は、12月10日(日)から始まった「年末年始輸送安全総点検」の一環として、旅行や初詣などで、多くの乗客が同社線を利用する機会が増える年末年始を前に、重大事故発生時における対応力、技術力の向上を目指して実施されました。
訓練想定は、震度5強の地震が発生し、京成佐倉~大佐倉間を走行中に列車が脱線、併発した液状化により、線路内路盤が流失したことを想定したシナリオで、各種対応が確認されました。
参加者は、京成電鉄の社員のほか、京成建設、京成電設工業、佐倉警察署、酒々井消防署の合計約150人です。参加者はそれぞれの持ち場で、列車内に閉じ込めれた乗客の誘導や、線路保守作業機械のマルチプルタイタンパーを使用した現場復旧作業などを行いました。なお、乗客の中には、視覚障害のある利用者、車いす利用者が含まれていることも想定しています。
詳しくは、京成電鉄のウェブサイトを参照ください。