JR四国は2023年5月22日(月)に、特急しおかぜ(岡山一松山間)・いしづち(高松一松山間)で運行する8000系電車のリニューアルについて発表しました。今年度から順次改装工事を開始し、全車の工事完了は2027年度を予定しています。
新たな車両コンセプトは、「瀬戸の疾風」を進化させたデザインとし、より特急らしいスピード感やスマートさを感じられるものといいます。流線形の先頭形状から流れるオレンジのラインを車両全長にあしらい、8両の長い編成を際立たせます。オレンジは瀬戸内の温暖な気候・愛媛の柑橘を表現、窓下のグリーンのラインは、香川のオリーブをイメージ。同じく特急しおかぜ・いしづちで使用する8600系と共通の配色です。
車両設備については、客席へのコンセント設置、トイレの洋式化を行うとともに、JR四国では初となる車椅子リースペースを設けます。
12月にS編成、2024年8月にL編成が1編成ずつ運行を開始予定。今後、定期検査での多度津工場への入場に合わせ、年に2〜3編成ずつ工事を実施する考えです。