JR貨物は2024年3月16日(土)、ダイヤ改正を実施します。改正では、輸送機材の設備投資として高速・重けん引用のEF210形電気機関車8両と、EF510形電気機関車7両の計15両を追加増備します。
また、20D形、20G形、V19C形式コンテナ計2,900個、荷役機械としてフォークリフト、トップリフターを計68台新製します。
ダイヤ改正ではこのほか、東京(タ)~大阪(タ)間の速達化、関東地区から広島(タ)間の輸送力の増強、東京(タ)~札幌(タ)・札幌(タ)~相模貨物間を直結するコンテナ列車の新設等を実施します。
物流業界では、来年4月よりトラックドライバーの時間外労働の規制が強化されることから、物流の持続性の確保が課題になっています。また、同業界においても、カーボンニュートラルの実現が求められています。JR貨物は、こうした背景から貨物鉄道輸送に対する期待はますます大きくなっているとし、中距離輸送のモーダルシフトの要望に対応するため、列車の速達化と輸送力を増強。今回の改正では、長距離輸送についても一部輸送体系を変更し利便性の向上を図る考えです。
※(タ):貨物ターミナルの略