見つけたらラッキー!車番「7777」で話題の京王7000系、新型2000系導入でどうなる!?

ニュース画像:京王7000系 明大前〜下高井戸間 2024年05月06日撮影 - 「見つけたらラッキー!車番「7777」で話題の京王7000系、新型2000系導入でどうなる!?」
京王7000系 明大前〜下高井戸間 2024年05月06日撮影

©レイルラボ Maoairさん

京王電鉄は2024年5月10日、新型通勤車両「2000系」を2026年初めから2027年3月まで、段階的に40両(10両編成4本)導入することを発表しました。2017年から導入を進めている京王ライナーなどで運用される「5000系」と異なり、大型フリースペース(仮称)を備えたロングシートのみの完全な通勤車両になります。つまり、既存のロングシートのみを備えた通勤車両が、これにより置き換えられる可能性が高いことを意味します。実際に同社は発表の中で、「2000系」は最古参形式である「7000系」よりも約20%の省エネ性能向上が見込め、消費電力の削減と車内設備の充実によるサービスや安全性の向上を含め、現在の最新車両である「5000系」よりさらなる省エネ化を推進する方針を示しています。また、相互乗り入れ先である東京都交通局 新宿線(都営新宿線)と仕様を共通化し、相互活用できるようにすることも明らかにしています。

ニュース画像 1枚目:新型 京王2000系 イメージ
新型 京王2000系 イメージ

©京王電鉄

そこで気になるのは、最古参形式である「7000系」の去就。公式な発表はありませんが、初のオールステンレス車体として1984年のデビュー以降40年余りが経過し、廃車される車両も増えてきています。車両側面が凹凸状となっているコルゲート車体の初期車とビートプレスの後期車の2種類が存在し(車両前面もライトの形状や貫通扉の形状が異なる)、初期車を中心に廃車が進行することが予想されます。

ニュース画像 2枚目:(左)コルゲート車体・初期車と、(右)ビートプレス車・後期車
(左)コルゲート車体・初期車と、(右)ビートプレス車・後期車

©レイルラボ ニュース

「7000系」初期車の中でも、鉄道ファンに人気が高いのが京王八王子方の先頭車が「7777」とゾロ目の車両番号になっている10両貫通の「7727F」編成。ラッキーセブンが4つ並ぶいかにも“見つけたらラッキー”な、「7000系」の華を飾る車両です。特急や各駅停車の運用を中心に、本線や高尾線、相模原線などで見かけることができます。先頭車両の前面だけでなく、側面や車内にも「7777」の車両番号が掲出されており、撮っても乗ってもゾロ目車両を楽しむことができます。

ニュース画像 3枚目:京王八王子方の先頭車両「7777」 下高井戸〜桜上水間で撮影
京王八王子方の先頭車両「7777」 下高井戸〜桜上水間で撮影

©レイルラボ ニュース

ニュース画像 4枚目:京王八王子方の先頭車両「7777」 車内のプレート
京王八王子方の先頭車両「7777」 車内のプレート

©レイルラボ ニュース

実際にこの「7777」を含む「7727F」編成が、すぐに廃車になることは無いとみられます。しかし、“見つけたらラッキー”であることに変わりはなく、また笹塚駅~仙川駅間の連続立体交差事業も進行していることから、同地上区間を走行する同車の早めの記録をオススメします。

ニュース画像 5枚目:京王八王子方の先頭車両「7777」 車体側面のプレート
京王八王子方の先頭車両「7777」 車体側面のプレート

©レイルラボ ニュース

余談ながら、関西圏では阪急電鉄の10両編成中間車に車両番号「7777」、東海道新幹線の中間車にも「777」という車両番号が存在しています。各地で“ラッキー7”車両集めの旅、なんていうのも楽しいかもしれませんね。

ニュース画像 6枚目:阪急7000系 2006年06月10日撮影
阪急7000系 2006年06月10日撮影

©レイルラボ えこださん

ニュース画像 7枚目:東海道新幹線の「777」
東海道新幹線の「777」

©レイルラボ ニュース

関連記事

もっと、詳しく見る!

ニュースURL

関連ジャンルニュース

このニュースの関連ジャンルのニュースを紹介しています。