関西圏の鉄道会社9社局と、関西経済連合会および関西国際観光推進本部は、2017年4月から販売してきた訪日外国人旅行者向けチャージ式交通ICカード「KANSAI ONE PASS」について、2018年4月16日(月)から仕様を一部変更し、販売を継続すると発表しました。
この「KANSAI ONE PASS」は、JR西日本の「ICOCA」をベースとし、「ICOCA」利用可能エリアの鉄道・バスを1枚のカードで周遊できます。さらに、関西国際空港内の約60店舗を含む約300カ所のショッピング施設や観光スポットで優待特典が提供されます。
2017年度版は、2月末までの販売数は160,000枚を突破し好評ですが、訪日外国人旅行者が自ら追加チャージを利用するケースが増えており、2018年度版では販売価格を2,000円から3,000円に変更します。なお、2,000円カードは残券がある限り販売し、窓口からなくなり次第販売を終了をします。
2018年度は、関西空港駅および京阪神の各社局主要駅を中心に19カ所で販売し、販売時には鉄道路線マップ付き利用ガイドを配付します。さらに、専用ウェブサイトでは優待特典情報や関西の観光情報が照会できるようにします。
なお、カードのデザインは試験販売をしていた2016年版の3,000円券と同一デザインで、関西にゆかりのある手塚治虫氏のイラスト「鉄腕アトム」を引き続き起用するほか、「はなやか関西」シンボルマークを掲載し、訪日外国人旅行者へ「KANSAI」ブランドの浸透を図ります。
■KANSAI ONE PASSを販売する鉄道会社
・西日本旅客鉄道(JR西日本)
・阪神電気鉄道
・阪急電鉄
・京阪電気鉄道
・近畿日本鉄道
・南海電気鉄道
・Osaka Metro(発表時は大阪市交通局)
・神戸市交通局
・京都市交通局
