JR東日本、「異常時放送英文化アプリ」を導入し英語放送を充実化

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訪日外国人旅行者への英語音声による情報提供の流れ

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JR東日本は、2018年4月24日(火)、乗務員が携帯しているタブレット端末に「異常時放送英文化アプリ」を導入し、ダイヤが乱れた際の英語音声による情報提供を充実化させると発表しました。

これまでは、車内におけるダイヤ乱れ時の英語による情報提供は、文字情報・英語音声ともに情報量が少なく、英語音声を出力するまでの時間も要するなど課題がありましたが、今回導入する「異常時放送英文化アプリ」を用いることにより、スピーディーかつ詳細な情報を、訪日外国人に対し、提供できるようになります。

この「異常時放送英文化アプリ」は、列車の運行状況などを伝える社内向けの放送を文字化した情報を基に、約4,700種類の英語放送分の中から、乗務員が放送すると予測される候補文をアプリ上に日本語と英語で提案します。乗務員はその候補文の中から選択し、タップすることで、英語放送をタブレット端末から出力し、車内放送として流す仕組みです。候補文は、自列車のみならず、他線区の情報も含めて提案します。

なお、常磐線各駅停車のE233系は、タブレット接続装置を搭載しており、タブレット端末から出力した音声を直接車内放送として流すことができるようになっています。出力した音声を車掌用のマイクで収音し放送するよりも、クリアで聞き取りやすい音声で情報提供を行うことが可能です。

「異常時放送英文化アプリ」の使用開始は、2018年5月からの予定ですが、先行して常磐線各駅停車に乗務する綾瀬運輸区では、3月21日(水・祝)から、使用を開始しています。

詳しくは、JR東日本のウェブサイトを参照ください。

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