近鉄、「フリーゲージトレイン」を開発へ 京都~吉野間への投入を想定

画像:近畿日本鉄道の車両
近畿日本鉄道の車両

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近畿日本鉄道は、2018年5月15日(火)、フリーゲージトレインの開発推進に向けて、6月22日(金)付けの役員の移動に合わせ、同社内総合研究所に、フリーゲージトレイン開発推進担当役員を就任させる予定であると発表しました。

近鉄では、東海道新幹線の開通を契機に、新幹線の接続駅の京都・名古屋から奈良や伊勢志摩などの観光地に向かう特急ネットワークを構築していますが、歴史的な経緯から軌間の異なる路線も抱え、特急ネットワークにおいて、乗り換えを必要とする場合もありました。

そのような状況の下、フリーゲージトレインが実用化すれば、レール幅の異なる路線を乗り換えなく、直通運転できることになり、利便性の向上や近鉄のネットワークの価値拡大につなげることができるとの判断から、開発を決めたとしています。

具体的なフリーゲージトレインの導入路線は、京都~吉野間が挙げられています。吉野線は2004年に認定された世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」にある「吉野山」や、「飛鳥」などの観光地を沿線に持ち、多くの観光客が訪れています。そのため、大阪からは南大阪線を経由する観光特急「青の交響曲」をはじめ、多数の特急列車が運行されています。

しかし、新幹線と接続する京都からでは、標準軌1,435ミリメートルの京都線、橿原線と狭軌1,067ミリメートルの吉野線と別れてれおり、途中の橿原神宮前での乗り換えが必要です。これまでの軌間の統一や、三線軌条など、さまざな解決方法が模索されてきましたが、実現に至りませんでした。

フリーゲージトレインの活用が実現すれは、京都駅から京都線、橿原線を経由し、橿原神宮前駅からレール幅の異なる吉野線を経て、吉野駅まで直通運転を行うことが可能となります。

近鉄は、今後は国土交通省とも相談しながら、他の鉄道事業者や鉄道車両メーカーなどとともに、フリーゲージトレインの実用化に向けた検討を進めていくとしています。

期日: 2018/06/22から

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