東海道新幹線、車内販売終了の余波か?!クラツー鉄道部「コーヒー騒動」が大バズり

ニュース画像:ホットコーヒーなだけに“ホッと”するお話 クラブツーリズム鉄道部公式Xより - 「東海道新幹線、車内販売終了の余波か?!クラツー鉄道部「コーヒー騒動」が大バズり」
ホットコーヒーなだけに“ホッと”するお話 クラブツーリズム鉄道部公式Xより

©クラブツーリズム

コアな鉄道ファンを虜にするツアーを多く手掛ける、クラブツーリズム鉄道部の公式Xで投稿した「コーヒー騒動」が、話題を呼んでいます。JR東海では2023年10月をもって、東海道新幹線の「のぞみ号」と「ひかり号」で行っていたワゴンカートによる「車内販売」を終了。現在は、乗車前に飲み物などを購入することが必須になっています。そんな「車内販売」がなくなったことで起きたかもしれない、今回のエピソードを紹介します。

事の始まりは2024年6月23日に東京駅で発生。クラブツーリズム(クラツー)社員が東海道新幹線 7時30分発のぞみ11号に乗車するため、事前にホームにあるコーヒー自動販売機の購入待ちに並びました。その際、先にコーヒーを購入していた人が乗車する7時21分発のぞみ205号の発車ベルが鳴り、残り15秒で出来上がりというところで泣く泣く飛び乗ることに。

慌ててクラツー社員は、主のいない出来たてコーヒーを乗降口へ持参しましたが、時すでに遅し。はかなくも新幹線の扉は閉じ、その人は、「どうぞ」というジェスチャーをして出発したとのこと。

クラツー社員は、「グリーン車の車掌窓が空いているので、そこまで走りましたが、N700の加速にはかないませんでした。」とコメント。結果、ブラックのホットコーヒーを美味しくいただいたことを投稿しています。

なんとかお礼を伝えたかったクラツー社員は、投稿に「人探し」と題名をつけ、「*私は青いTシャツ着てました。」と投稿。すると瞬く間に、「いいね」「リポスト」「コメント」が寄せられることに。そしてついに、コーヒー完成を待たずに旅立った人からコメントがあり、X上で感動の再会を果たすことができたのです。

令和版の「人探し」投稿は、6月27日時点で141万回を超える表示と8千以上のいいねがつき、大盛り上がりとなりました。コメントには、「コーヒーは素敵な方に貰われて幸せですね!」「やさしい世界」など、ほっこりした内容も。一方で、「車販なくなったから車内に自販機設置すればいのに」「自分もやむ無く放置して乗り込んだ事あります…」など、東海道新幹線からグリーン車以外の車内販売サービスが終了したことに対する意見も寄せられました。

今回の件について、レイルラボは投稿したクラブツーリズム社員へ取材を実施。コーヒーの味はどうでしたか?の質問に「ホットな話題をありがとうございますと皆様に書かれましたが、ホットコーヒー飲んだ私が一番ホットしました。」とコメント。さらに、ズバリ、車販の必要性は?との質問には、「長距離乗る場合は不安になりますが、鉄道会社側も採算が取れず苦渋の決断だったと思うので、仕方ないと思います。」との回答をいただきました。

旅のお供であった「車内販売」の縮小に困惑する利用者。しかし実際は、事前に購入を済ませ「車内販売」を利用しない人が大半を占めていました。今回の「コーヒー騒動」は、ホットコーヒーなだけに、“ホッと”あたたかい気持ちにさせてもらった反面、さまざまなことを考えさせられる機会となったかもしれません。

ニュース画像 1枚目:N700系新幹線 2024年01月18日撮影
N700系新幹線 2024年01月18日撮影

©レイルラボ norikadさん

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    ホットコーヒーなだけに“ホッと”するお話 クラブツーリズム鉄道部公式Xより

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    N700系新幹線 2024年01月18日撮影

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