融雪の流れ イメージ
JR東日本盛岡支社は2018年5月14日(月)、同社では初めてとなる融雪装置を、田沢湖線の大釜駅に設置すると発表しました。
同社では、冬期間に秋田新幹線「こまち」が、東北新幹線を走行する際に、台車付近から雪が落ちることにより発生する輸送障害等を防止するため、2009年度から盛岡駅において、人力により雪落とし作業を行い、安定安全輸送の確保に努めてきました。
今回、導入される融雪装置は、人力で行ってきた雪落とし作業のレベルアップを図るとともに、作業効率と作業員の安全性向上を目的に導入されるものです。なお、大釜駅は、盛岡駅の秋田寄りの隣接駅で、秋田から走行してきた秋田新幹線「こまち」が、最後に通過する在来線区間の駅です。
装置の概要は、噴射ユニット56組、噴射ポンプ14台を備えており、約60度の温水を3分間に約50トン噴出して、雪を落としていきます。
設置工事は2018年5月下旬から開始され、2019年11月末頃に完成する予定です。これに伴い、雪ペラを使用した人力での雪落とし作業は2018年度の冬期間までとなり、2019年度冬期間からは、融雪装置が使用される予定です。
詳しくは、JR東日本盛岡支社のウェブサイトを参照ください。
