JR西日本は、2018年7月28日(土)に和歌山線紀伊小倉駅で、列車の誤通過が発生したと公表しました。
発生時刻は21時9分頃で、該当列車は五条19時41分発、和歌山21時22分着予定の普通列車です。この列車は2両編成で運行しており、乗客は約10名でした。なお、乗客にけが等はありません。
概況は、紀伊小倉駅に停車する際に、誤ってすべての車両がホームを過ぎて停車しました。しかし、踏切上に停車したことにより、安全の確保のため、後退せず次の布施屋まで運転を行いました。
当時、紀伊小倉駅には乗車待ちの乗客が1名、列車には降車予定の乗客が2名いました。そのため、JR西日本は乗車待ちの乗客は紀伊小倉駅からタクシーで代行輸送を行い、降車予定の乗客には、布施屋駅からは反対方面の列車への乗車を促しました。
一連の行動により、当該列車を含め2本の列車に8分から4分の遅れが発生し、影響人員は約120人に及びました。
JR西日本は、原因を「運転士のブレーキ操作が遅れたため」とし、全乗務員に対し、注意喚起を行い同種事象防止に努めるとしています。