京急電鉄は2016年12月22日(木)、2020年度までに、京急本線と空港線の主要5駅にホームドアを設置すると発表しました。ホームドアの設置が予定されているのは、京急蒲田駅、京急川崎駅、横浜駅、上大岡駅、羽田空港国内線ターミナル駅の5駅です。
ホームドアの設置に関しては、2016年8月に東京メトロ銀座線の青山一丁目駅で発生した視覚障害者の転落・死亡事故を受け、国土交通省が「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」を12月まで計6回開催しています。京急が5駅へのホームドア設置を公表した12月22日(木)に実施された第6回検討会では、「中間取りまとめ案」として、2020年度までに1日10万人以上が利用する駅で優先してホームドア整備を行うことを公表しています。
なお、京急電鉄では、2010年に同社初となるホームドアを羽田空港国際線ターミナル駅に設置しているほか、2016年10月からは、ドア数やドア位置などが異なる車両が運行する路線に対応するホームドアの実証実験を三浦海岸駅で開始していました。今回の発表では、主要5駅へのホームドア設置のほか、浦賀駅、小島新田駅、新逗子駅の終端部側へのホーム固定柵の設置や、内方線付き点状ブロックの設置を全駅で行うことなどを発表しています。