国交省、青函トンネルの新幹線高速化を具体検討へ WG設置で会合初開催

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青函共用走行区間技術検討WGで検討されていた、すれ違い時減速案と新幹線貨物列車の導入案

©国土交通省

国土交通省鉄道局は2017年4月7日(金)、北海道新幹線と在来線の青函共用走行区間において、新幹線を高速化を検討する「青函共用走行区間等高速化検討ワーキンググループ(WG)」を設置し、同日、東京・霞が関の中央合同庁舎3号館において初会合が実施されました。

青函共用区間における高速化検討は、これまで2012年に整備新幹線小委員会に設置された「青函共用走行区間技術検討WG」で審議されていましたが、今回、高速化に特化したWGが設置されたことにより、社会・経済的な観点からの検討が進められる予定です。

青函共用区間は、従来在来線専用に使用されていた青函トンネルが、2016年の北海道新幹線開業により、新たに新幹線と在来線の双方が走行するようになった区間です。現在この区間は、列車同士のすれ違い時の安全性確保の観点から新幹線車両でも在来線同等の速度で走行しており、WGはこの問題を解決しトンネル内でも新幹線の高速運転を行うことを目指しています。

これまでの青函共用走行区間技術検討WGでは、すれ違い時のみ減速するシステムを導入する案や、新幹線貨物専用列車を導入する案などが検討されており、2018年にもトンネル内の高速走行試験を実施することを目指して技術検討が実施されています。

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