国土交通省は2019年3月4日(月)から3月7日の4日間、東京メトロの霞ケ関駅で、危険物の旅客スクリーニングに関する実証実験を行います。
同省では、鉄道の更なるセキュリティ向上のために、中長期的な視野でさまざな方策の実現可能性を検討しています。今回の実験は、その一環として行うもので、旅客流動を大きく妨げない装置を用いた危険物の旅客スクリーニングとして、募集した提案を行うものです。提案した綜合警備保障と委託契約を締結し、同社が協力会社とともに実験を実施します。実施場所は、霞ケ関駅の日比谷公園方面改札で、時間は日によって異なりますが、各日7時間程度です。
実験の詳細は、特定の改札機に、模擬危険物を所持したエキストラがランダムに通過し、ボディスキャナにより服の下に隠し持った物の有無を検査します。エキストラは特定の改札機をランダムに通過するため、ボディスキャナによるスクリーニングは、当該改札機を通過する全旅客が対象です。
なお、検査への協力は任意で、他の改札機から検査を受けずに通過することもできます。そのほか、一般旅客に対し、アンケートを実施する場合もあります。