東京メトロ、予測に基づく設備の修繕・更新の実施に向け「CBM」導入へ

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CBM導入後の設備保守イメージ

©東京メトロ

東京メトロは2019年3月26日(火)、新たに状態基準保全「CBM(Condition Based Maintenance」の導入に向けた技術開発に取り組むと発表しました。東京メトログループ新中期経営計画「東京メトロプラン2021」において、持続的な成長の実現を図るべく、企業や研究機関等と連携し、新技術の開発・導入に取り組むものの一環として、主要テーマの一つとして導入するものです。

定期的に検査を行う時間基準保全「TBM(Time Based Maintenance)」を基本とした保全体系に、近年著しく進歩しているセンサーなどを使用してさまざまな情報を計測・数値化するセンシング技術や、「IOT(Internet of Things)」を鉄道設備の保守管理に活用し、「CBM」と呼ばれる状態基準保全の概念を加え、異常の早期発見を図り、鉄道運行の安全・安定性の向上、生産性向上・コスト削減および鉄道運営システムの強化を目指すものです。

「CBM」の導入後の設備保守は、電車線の高さ、偏位、摩耗などの状態、軌道のレールなどの状態、営業車両装置のブレーキの状態、列車無線設備の状態を総合指令所等へ伝送します。そして、取得したデータを監視・分析を行い、故障予知および劣化予測に基づいた設備の修繕・更新を実行することにより、鉄道運行のさらなる安全・安定運行の実現を目指す計画です。

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