近鉄、広域停電時の避難活用も可能な大容量蓄電池システムを運用開始

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大容量蓄電池システム

©近畿日本鉄道

近畿日本鉄道は2019年4月1日(月)から、大容量蓄電池システムの運用開始しています。このシステムは、奈良線東花園変電所に設置したもので、関西電力を中心とした関西バーチャルパワープラント(VPP)プロジェクトの一翼を担う、バーチャルパワープラント(VPP)構築に参画しています。

日本語で「仮想発電所」を意味するVPPは、太陽光発電、風力発電、燃料電池、蓄電池などの分散した電源を遠隔・統合制御することにより、ひとつの発電所のように機能させるものです。

夏場の消費電力ピーク時などに、電力負荷のピークカットを図るため、供給電力の低減の必要性ある際には、遠隔からの指令・制御操作を行い、蓄電池システムから放電させ、電力系統からの供給電力量を調整するほか、大規模災害の発生などにより、広域停電が起き、地下区間やトンネル内に列車が停止した列車が停車した場合は、蓄電池システムから電力供給を行い、最寄り駅まで列車を移動させ、乗客の安全な避難経路の確保を図ります。

今回設置した大容量蓄電池システムの出力は4,200キロワット、蓄電容量は7,098キロワットアワーです。今回の取り組みの導入にあたっては、関電エネルギーソリューションとともに申請した、経済産業省資源エネルギー庁の補助事業「平成30年度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業補助金」制度を活用しています。

期日: 2019/04/01から

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