JR東日本、動物衝突の輸送障害 忌避装置を設置 忌避剤散布も実施

JR東日本仙台支社は2019年4月25日(木)、2018年度の動物との衝突発生状況と、衝突による輸送障害に対する2019年度の取組みを公表しました。

2018年度は仙台支社管内において、動物との衝突による輸送障害が、前年比1.6倍の135件発生しています。路線別にみると、東北本線、磐越東線、磐越西線では猪、仙山線と奥羽本線ではカモシカや熊との衝突が多く発生しています。

同社は今年度、動物との衝突による列車運行への影響低減に向け、過去の衝突実績が多い東北本線の越河~白石駅間、仙山線の陸前白沢~熊ケ根駅間と山寺~高瀬駅間、磐越西線の中山宿~沼上信号場間、磐越東線の小川郷~江田間に、効果が高い忌避装置を10台設置する計画で、さらに増設を検討する方針です。

また、忌避装置の設置が困難な東北本線の東白石~北白川駅間、仙山線の葛岡~陸前落合駅間の2箇所、およそ600メートルに侵入防止柵を設置するほか、忌避装置・侵入防止柵の未設置箇所については、動物の活動時期に合わせ、忌避剤散布が予定されています。

4月には、奥羽本線の北赤湯信号場~中川駅間と羽前中山~かみのやま温泉駅間、磐越西線の中山宿~沼上信号場間、仙山線の山寺~高瀬駅間と高瀬~楯山駅間、石巻線の浦宿~女川駅間、陸羽東線の池月~川渡温泉駅間と川渡温泉~鳴子温泉駅間で、忌避剤の散布が実施されました。

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