東京メトロとNTTドコモは、国際的なスポーツイベントなどで訪日外国人客が増加することから、共同開発した多言語翻訳アプリを東京メトロ全駅に導入します。導入時期は2019年10月15日(火)から活用開始の予定です。
今回、共同開発されたアプリ「はなして翻訳」は、これまでNTTドコモが提供している翻訳アプリをベースに開発したもので、英語(米国・英国・豪州)、中国語(北京・台湾・広東)、韓国語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、インドネシア語、ロシア語、ベトナム語の12か国語に対応しています。
アプリは音声入力による同時翻訳機能以外にも、鉄道における案内や、地域に特化した案内など、あらかじめ使用頻度の高い内容を定型文として登録でき、鉄道に特化した文言も正確かつ迅速な案内が可能になります。
また、東京メトロでは自然災害等により列車に遅れや運休が発生した際に、駅構内で一斉放送を実施していますが、今回のアプリ導入により、イベント時や自然災害発生時などに、状況に応じた放送を多言語で駅構内一斉に実施することができます。
今後、全駅に導入するスマートフォンなどの端末にアプリをインストールし、国際的なスポーツイベント等の大会期間中に活用される予定です。