JR東、KDDIと共同で5G通信の実証実験 MUE-Trainで8K映像をストリーミング受信

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MUE-Trainを使用した実証実験イメージ

©JR東日本

JR東日本とKDDIは2017年9月28日(木)、第5世代移動通信システム「5G」を活⽤した実証実験を共同で実施すると発表しました。この試験は、5Gの特⻑である「⾼速・⼤容量」、「低遅延」、「多接続」を活かして、鉄道サービスの⾼度化や新たなサービス創出を推進を目的として実施されるもので、209系の在来線試験電⾞「MUE-Train」を使用した実験のほか、駅ホームにおける電波伝搬試験、⼀般利用者が5Gを体感できるイベントなど、複数の実験、企画が計画されています。

このうち、「MUE-Train」を使用した実証実験は、⾼速で⾛⾏する列⾞内での⾼速、⼤容量通信の実現を目的として実施されるもので、受信側の移動に合わせてビームの向きを変える「ビームトラッキング」技術の検証のほか、受信側の移動に合わせて接続基地局を変更する「ハンドオーバー」性能が検証されます。また、⾼速、⼤容量通信の性能を検証するため、先頭⾞両に設置した4Kカメラを⽤いて、⾼精細映像の送信や⾞内での8K映像ストリーミング受信などが実施される計画です。

駅ホームにおける電波伝搬試験では、列⾞が頻繁に往来し、多くの利用者が乗降する駅ホームという環境下において、5Gで利⽤する28GHz周波数帯の電波の伝わり⽅を検証、⼀般利用者が5Gを体感できるイベントでは、東京と宮城をVRでつなぐ体感企画を通じ、ネットワーク上の伝送時間や⾼速、⼤容量通信についての検証が行われます。

なお、5Gの体感イベントは、2018年1⽉頃に上野駅イベント広場において開催される予定です。JR東日本は、イベントの日程が確定次第、改めて発表するとしています。

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