JR東、新幹線用トンネル覆工表面撮影車を新型車両に更新 2月上旬から

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新幹線用トンネル覆工表面撮影車の新型車両

©JR東日本

JR東日本は2020年1月16日(木)、新たな新幹線用トンネル覆工表面撮影車を導入すると発表しました。トンネル覆工表面の状態を効率的に把握する目的で、2000年にトンネル覆工表面撮影車が導入されましたが、老朽化に伴い、新型車両に更新します。新幹線トンネルを対象に、2020年2月上旬から順次、計測を開始します。

導入する新しい車両は、従来車より高精度かつ高速走行で撮影可能な能力を備えます。センサ12個と従来車両の倍を搭載し、トンネル覆工表面の2次元の画像データと3次元の形状データを1ミリメートル間隔で同時に取得可能なセンサを備えます。また、計測装置を変更するため、処理速度も向上し、従来の約2倍となる時速20キロメートルの計測速度となり、高精度なデータ取得により、計測作業の効率化が見込まれています。

さらに、従来は人が撮影画像からトンネル覆工表面のひび割れなどの変状情報を判読し、図化していたところ、新型車両で得られるトンネル覆工表面の凹凸情報を用いたひび割れ抽出の補助機能を追加導入し、自動化にも取り組みます。

なお、今後は新たに取得するトンネル覆工表面の形状データを活用し、より効率的で高度化したトンネル検査の実現を目指します。

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