東北・上越新幹線、「高速シンプル架線」を導入 メンテナンスを省力化

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現行と新型電車線設備の概要

©JR東日本

JR東日本と鉄道総合技術研究所は2020年1月21日(火)、東北・上越新幹線に新型電車線設備「高速シンプル架線」を導入すると発表しました。

「高速シンプル架線」は、鉄道総研とJR東日本が共同開発した設備です。これまで使用していた、3本の電線で構成される「コンパウンド架線」からシンプルな構造に変更し、 2本の電線で構成されています。

新しい架線は、将来の労働人口の減少を見据えた仕事の仕組みづくりの一環として導入されるもので、使用電線数が減ることによって輸送の安定性向上、省メンテナンス化が図られるほか、新たな材料を採用することで機能が向上し、高速化への対応も可能となります。

2020年度以降、東北新幹線の上野〜大宮間の45キロメートル(km)区間、古河〜盛岡間の160km、上越新幹線の大宮〜本庄早稲田間の125kmに導入されます。このほかの線区への導入は、設備の老朽度や今後の走行実績などを勘案しながら検討されます。

期日: 2020/01/21から

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