JR西日本、姫新線の余部信号場で神戸支社列車事故対応総合訓練を実施

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訓練の様子

©JR西日本

JR西日本は2017年10月31日(火)、2017年度「神戸支社列車事故対応総合訓練」を実施しました。2005年4月25日に発生した福知山線列車事故の教訓を踏まえ、乗客の救護と併発事故の阻止を最優先事項とし、兵庫県警察、西はりま消防本部、姫路市消防局、姫路医療センター、姫路赤十字病院など関係機関と連携・協力体制を作り、避難誘導や救護、情報伝達について社員の対応能力の向上をめざし、訓練を実施しました。

訓練は、兵庫県姫路市に所在する姫新線の余部信号場構内で実施されました。台風上陸に伴い、前日深夜から当日の早朝にかけて兵庫県佐用町付近に局地的大雨を受け、播磨徳久~佐用駅間の沿線の山林が崩落、土砂が大量に線路内へ流入したとの想定で進行、乗客誘導などのシナリオは、下り普通列車の運転士は同区間を走行中、線路内の土砂を約50メートル手前で発見し、ただちに非常停止手配をとるもおよばず、先頭車両の前側台車2軸が脱線、乗客が多数負傷する想定でした。当日は、10時30分から12時まで訓練を行いました。

訓練では、乗務員による併発事故の阻止、指令所など社内への情報伝達体制の確認、消防・警察など関係部外機関への速報体制の確認を行われました。乗客の救護活動では、列車に乗り合わせていたJR西日本の社員、鉄道警察隊員による初期対応、警察、消防、医療、同社社員相互間の連携、駅など現場社員と神戸支社の間接部門社員と相互の連携、消防や医療機関によるトリアージの実施などに取り組み、それぞれの過程が確認されました。

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