神戸市交通局は市営地下鉄三宮駅において、音声案内により混雑状況を緩和させる「スマート音声案内システム」の実証実験を実施します。神戸市が進める、先進的な技術を活用して社会課題を解決する取り組み「Be Smart KOBE」の一環です。
三宮駅では、ラッシュ時に駅ホーム階と改札口階を繋ぐエスカレーター付近が混雑するため、コロナ禍において密集解消の必要性が高まっています。AI搭載カメラを設置し、各動線の人流データを取得、活用することで、地下鉄利用者の密集を回避します。
具体的には、混雑状況をAI搭載カメラが認識し、混雑時にのみ階段の利用を案内する音声を流すことで、エスカレーター付近の混雑緩和を図ります。また、エスカレーター付近の車両内混雑を緩和するため、空いている車両への誘導も音声案内システム上で実施します。
AI搭載カメラの設置とデータ計測は2020年8月7日(金)から開始しており、スマート音声案内システムは9月1日(火)から稼働します。実施期間はいずれも2021年3月26日(金)までです。