三菱商事、マニラLRT 1号線向け鉄道車両を受注内定 CAFが30編成を納入へ

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LRT1号線車両イメージ

©三菱商事

三菱商事は2017年11月20日(月)、フィリピン運輸省(DoT)からマニラLRT1号線向け鉄道車両の受注内示を獲得したと公表しました。契約予定金額はおよそ300億円で、日本政府とフィリピン政府間で締結された円借款契約が手当てされます。

供給する車両はスペイン最大手鉄道車両メーカーのCAFが日本製の機器類を採用、製造し、車両120両、30編成を納入します。納入時期は2020年末から2022年はじめの予定です。

LRT1号線はマニラ首都圏を南北に走る約20キロメートルの高架鉄道で、沿線の開発に伴う利用客の増加を受け、既存路線の南方にあるカビテ州方面におよそ12キロメートルの延伸工事が進められています。三菱商事が納入する車両は、輸送力の増強を目的とした車両運行数の増加に対応し、マニラ首都圏の交通渋滞緩和や、大気汚染の緩和への寄与が期待されています。

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