小田急線車内の傷害事件受け、見せる警備や防護品を整備 国交省が対策取りまとめ

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国交省が取りまとめた今後の対策

©国土交通省

国土交通省は2021年9月24日(金)、小田急線車内で発生した傷害事件を受けた対策を取りまとめました。対策として、見せる警備や防犯カメラ増備など警備強化に加え、車内の防護装備品や医療器具類などの整備などを順次実施する予定です。

小田急線車内傷害事件は8月6日(金)、小田急線の車内で男が突然、刃物を振り回し10名の乗客が重軽傷を負いました。これを受け、国土交通省はJRや大手民鉄など鉄道事業者と意見交換を実施。今後の対策として、警備の強化、被害回避・軽減対策、車内設備のピクトグラム活用、防護装備品や医療器具類等の整備、社員教育・訓練 の実施・マニュアル等の見直しを挙げています。

警備の強化では、見せる警備・利用者への注意喚起として、駅係員や警備員による駅構内の巡回や車内の警戒添乗等の実施、ポスターや車内アナウンス等を活用した警戒警備の周知、車内や駅構内の防犯カメラを増備し、警察と連携を強化します。

被害回避・軽減対策については、AIを含む最新技術を活用した不審者や不審物の検知機能の高度化を検討します。

車内設備のピクトグラム活用では、非常通報装置等の車内設備の設置位置や使用方法を、ピクトグラムを用いてよりわかりやすく表示します。

このほか、指令を含む関係者間のリアルタイムの情報共有としてスマホやタブレット、非常時映像伝送システムの活用の推進。また、防護装備品や医療器具類等の整備、車内事件発生時における現場対応力を向上させるための社員の教育・訓練 の実施及びマニュアル等の見直しを実施していく予定です。

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