就職情報サービス会社の学情は2021年11月24日(水)、2023年卒業・修了予定者を対象にした「就職人気企業ランキング【速報】」を公表しました。コロナ禍での業績悪化が大きく影響し、JR東海が上位100から外れる結果となりました。

鉄道業界で順位を上げたのはJR西日本です。前回の67位から上昇し、46位と健闘しました。また例年上位に食い込むJR東日本は、前回は65位、今回は63位とほぼ変化なく推移、JR東海は前回の51位から大きくダウンし104位となりました。JR以外では、東京メトロが90位に、一方、前回のコロナ禍でも大きく順位を伸ばし45位となった近鉄グループホールディングスは194位となりました。

JR3社については緊急事態宣言が断続的に発出、都道府県を跨ぐ人の移動は抑えられ新幹線などの長距離区間で大幅に減収。2022年3月期決算予想をいずれも下方修正し2年連続の赤字となる見通しです。2022年度の新卒採用人数も3社ともに大幅に削減、特に新幹線メインのJR東海は2021年度の採用人数から8割減となったことも、ランキングが大きく落ちる要因のひとつかもしれません。

今回の調査では2023年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施。2021年4月～10月末まで、「あさがくナビ」登録学生へeメールで告知したウェブ入力と、イベント来場学生にウェブ入力によるアンケートを実施し調査しました。