近鉄日本鉄道とJR東日本は、2023年2月2日(木)、鉄道技術分野での協力を強化することを発表しました。すでに、同協力について2020年6月に両社で覚書を締結しており、無線式列車制御システム(ATACS)などの新技術導入の際の仕様共通化や開発コスト低減、設備導入のスピ ードアップに取り組みます。
JR東日本グループは、ATACSの導入および自動列車運転装置(ATO)の高性能化により、安定輸送のさらなる向上を目指しています。また、首都圏主要線区では、ワンマン運転に向けた準備や将来のドライバレス運転導入に向けた開発を進めています。近鉄は、デジタル技術の活用で、より安全性・安定性の高い信号保安装置や、自動運転の研究を推進。安全・安定・安心レベルの向上、コスト削減の両立を図るとしています。
両社は、安全で安定した輸送サービスを提供し続けるため、それぞれの持つ技術・ノウハウを活用し、協力を強化する考えです。