JR東日本新潟支社は、2024年4月21日(日)よりE653系のエクステリアデザインを、「上沼垂色(かみぬったりしょく)」と呼ばれる塗装イメージに変更して運転すると発表しました。今年5月に新潟駅開業120周年、7月に羽越本線全線開通100周年を迎えることに合わせて実施するもの。使用車両は、新潟車両センター所属の特急「しらゆき」「いなほ」で使用するE653系H202編成(4両)です。
運転開始日の4月21日は、特急「いなほ3号」(新潟 10:48 発 → 酒田 13:01 着)から営業運転を開始。以降、現行デザインの車両と共通運用のため、「上沼垂色」の車両を運用する列車は日々異なります。また、臨時列車・団体専用列車等で使用する場合があるとのことです。
なお、運転開始前日の20日(金)には、車両前頭に「特急シンボルマーク」を取り付けた車両を撮影できるイベント「E653系『上沼垂色』撮影会」を新潟車両センターで開催予定です。
「上沼垂色」とは、上沼垂運転区(現在の新潟車両センター)に所属していた485系特急形車両に用いられていたデザインです。 485系「上沼垂色」の車両は1988年に導入され、「北越」 「雷鳥」「白鳥」及び「いなほ」をはじめとする新潟駅発着の特急列車を中心に2014年まで運用されていました。