胸アツ!JR北海道「キハ183系」、カンボジアに到着し試運転開始

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カンボジア「ロイヤル鉄道」へ売却されたキハ183系

©カンボジア公共事業運輸省 - MINISTRY OF PUBLIC WORKS AND TRANSPORT

カンボジアの鉄道会社「ロイヤル鉄道」は、JR北海道から購入したキハ183系気動車について、2024年6月8日から試運転を開始したことを発表しました。

北海道・函館の港から海上輸送されたキハ183系は、カンボジア南部のシハヌークビル港で陸揚げ。日本で広く採用されている線路幅である狭軌1067mmから、カンボジアの線路幅1000mmへ台車部分の改修を行いました。同社はキハ183系11両を購入し、今回初めて4両が編成に組成され首都プノンペンまで試運転を実施しています。

公開された動画などから、先頭車の1両は「キハ183-4559」であること、またハイデッカーグリーン車が1両組み込まれていること、「HET(Hokkaido Express Train)183」のロゴマークや車内設備がそのままの状態であることが確認できます。

ニュース画像 1枚目:「ロイヤル鉄道」で試運転準備中のキハ183系
「ロイヤル鉄道」で試運転準備中のキハ183系

©カンボジア公共事業運輸省 - MINISTRY OF PUBLIC WORKS AND TRANSPORT

キハ183系の特急形気動車は、国鉄時代から長らく札幌〜函館間の「北斗」や、札幌〜稚内間の「サロベツ」「利尻」など北海道内の特急列車を中心に充当。2023年3月18日に定期運行を終了し、翌月の4月10日に引退しました。一足早く2018年までに引退した初期型の車両は、タイ国鉄に譲渡され観光列車としてJR北海道時代の塗装を再現して運行されています。今回、隣国カンボジアで後期型のキハ183系が活躍することになり、東南アジア各国で懐かしの車両に出会えるチャンスが増えそうです。

ニュース画像 2枚目:特急「北斗」として活躍していた頃のキハ183系 2005年撮影 函館駅
特急「北斗」として活躍していた頃のキハ183系 2005年撮影 函館駅

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    カンボジア「ロイヤル鉄道」へ売却されたキハ183系

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    「ロイヤル鉄道」で試運転準備中のキハ183系

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  • ニュース画像:特急「北斗」として活躍していた頃のキハ183系 2005年撮影 函館駅

    特急「北斗」として活躍していた頃のキハ183系 2005年撮影 函館駅

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