近鉄、運輸安全マネジメント優良事業者として「国土交通大臣表彰」を受賞

近畿日本鉄道は、2018年9月25日(火)に、運輸事業の安全に関する優良な取組みを行った事業者として、「国土交通大臣表彰」の受賞が決定したと発表しました。この賞の受賞は、鉄道事業者としては、全国初の表彰となります。

今回の受賞対象となったものは、2008年3月から導入している「運転士支援システム」について、その開発及び導入による乗務員の運転リスク低減と、同システムの他事業者への展開についての功績が評価されたものです。

「運輸支援システム」は、GPSを利用して列車の位置特定を行い、その位置情報により音声や発光表示等の方法で運転士に対し、列車種別確認、編成両数確認、停止位置確認等の注意喚起などの運転支援を行うもので、近鉄車両エンジニアリングと共同開発したものです。このシステムは、津波浸水区域や徐行区間走行に対する注意喚起を行うほか、通信機能を活用して事故現場等の画像を伝送する機能も備えています。

表彰式は、10月2日(火)に、東京都世田谷区の昭和女子大学人見記念講堂で開催される「運輸事業の安全に関するシンポジウム2018」で行われる予定です。

詳しくは、近畿日本鉄道のウェブサイトを参照ください。

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