スイスの世界最長の鉄道トンネル、12月11日から定期運用を開始

ニュース画像:ゴッタルドベーストンネルの内部 - 「スイスの世界最長の鉄道トンネル、12月11日から定期運用を開始」
ゴッタルドベーストンネルの内部

©AlpTransit Gotthard Ltd

スイス連邦鉄道(SBB)は、2016年12月11日(日)にダイヤ改正を実施し、6月に開通した世界最長の鉄道トンネル「ゴッタルドベーストンネル」の定期運用を開始すると公表しました。

ゴッタルドベーストンネルは、スイス中部のエルストフェルトと南部のボディオを結ぶ全長57キロメートルの鉄道トンネルです。アルプス山脈を南北に貫通し、建設工事は1999年から約17年間に及びました。2016年6月1日(水)に全線が開通、これまで走行試験や試運転など、主に非定期列車で同トンネル内での走行が実施されています。

12月11日(日)から適用される、ゴッタルドベーストンネルを利用した新ダイヤでは、北部ゲシェネンから南部ビアスカ方面へ向かう列車の所要時間が約30分短縮されます。スイス連邦鉄道は、2020年の完成が予定されている全長約23キロメートルの「チェネリベーストンネル」の運用が開始されると、ゴッタルドベーストンネルの効果と合わせ、イタリア方面へ向かう列車は約1時間の短縮が可能としています。

なお、これまで世界最長の鉄道トンネルとされていた全長約53キロメートルの青函トンネルは、6月で「世界最長」の座をゴッタルドベーストンネルに譲りましたが、これまで「最長のトンネル区間を走行する定期旅客列車」だった東北・北海道新幹線の「はやぶさ」、「はやて」は、12月11日(日)をもってスイス連邦鉄道の列車にその記録を塗り替えられることになります。

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