清水建設など、インドネシア初の地下鉄トンネルが完成 大統領が立会い

ニュース画像:ジャカルタMRTのシールドトンネル - 「清水建設など、インドネシア初の地下鉄トンネルが完成 大統領が立会い」
ジャカルタMRTのシールドトンネル

©清水建設

清水建設は2017年2月24日(金)、同社や大林組などからなる共同企業体がインドネシア、ジャカルタ市内で建設を進めている地下鉄トンネルの建設工事について、シールド機による掘削が完了し、トンネルが全線で貫通したと発表しました。貫通地点では記念式典が実施され、インドネシアのジョコ大統領や在インドネシア日本大使などが立ち会いました。

この工事は、2018年の完成を目指して建設が進められているジャカルタ「MRT南北線」の地下区間を建設するもので、インドネシアでは初の地下鉄トンネルとなります。全長15.7キロメートル13駅の路線のうち、5.7キロメートル6駅が地下区間に設置されます。

工事には、インドネシアでは初導入となるシールド工法が導入されました。インドネシアの技術者、作業員はシールド工事の経験がなかったため一定の習熟期間を要したものの、清水建設では技術移転による生産性の向上を図り、2016年8月にはシールド機1台あたり月進400メートルを達成しています。

2017年2月現在、一部の駅で、駅舎内部の設備工事やプラットフォームの施工が実施されており、工事進捗率は約75パーセントに達しています。

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