JR東日本、鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの実証試験を開始へ

ニュース画像:実証試験設備のイメージ - 「JR東日本、鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの実証試験を開始へ」
実証試験設備のイメージ

©JR東日本

JR東日本は2018年12月7日(金)に、山梨県、鉄道総合技術研究所と連携し、「鉄道用超電導フライホイール蓄電システム」の実証実験を行うと発表しました。実験場所は、山梨県韮崎市に所在する中央本線穴山変電所です。期間は2020年以降、当面の間としています。

フライホイール蓄電システムとは、装置の内部にある大型の円盤「フライホイール」を回転させることによって、回生電力を運動エネルギーとして貯えるともに、必要に応じて運動エネルギーを再び電力に変換するシステムです。「超電導フライホイール蓄電システム」では、この装置の軸受部分に超電導技術を採用し、フライホイールを浮上させ非接触とすることにより、損失によるエネルギーの減少を抑制するだけでなく、軸受の摩耗がなくなるため定期的に大規模なメンテナンスを行う必要が無いというメリットがあります。

今回の実験では、電車の回生電力を有効活用することによる省エネルギー効果や、システムの安定性やメンテナンス性の検証を行います。また、鉄道分野における「超電導フライホイール蓄電システム」の世界初の実用化を目指しています。

関連記事

もっと、詳しく見る!

ニュースURL

関連ジャンルニュース

このニュースの関連ジャンルのニュースを紹介しています。