JR東日本は2018年12月21日(金)に、今年度も盛岡駅で「こまち雪落とし隊」の活動を実施すると発表しました。
「こまち雪落とし隊」は、冬の期間、秋田方面から盛岡駅に到着する秋田新幹線の「こまち」が、東北新幹線を走行する際、台車付近から雪が落ちることにより、地上設備を破壊する輸送障害を防ぐため、人力で「雪落とし作業」を行う職員たちのことです。JR盛岡鉄道サービス盛岡営業所の所属で、鉄道OBを中心とした平均年齢69歳のべテランで構成されています。
2009年から作業を行っており、2017年度の実績はのべ37日間、187本の列車で作業を実施しました。2018年度は。2019年3月15日(金)まで期間のうち、車両への着雪が多い日に作業を行います。
なお、JR東日本では田沢湖線の大釜駅に、融雪装置を設置する工事を行っています。大釜駅は、盛岡駅の秋田寄りの隣接駅で、秋田から走行してきた秋田新幹線「こまち」が、最後に通過する在来線区間の駅です。
融雪装置が完成すると、作業効率が向上することになります。完成時期は2019年11月末頃で、「こまち雪落とし隊」による作業は2018年度で終了する予定になっています。