京都市営地下鉄、平成31年度の事業予算に新型車両の設計費などを計上

京都市交通局は2019年2月12日(火)、2019年度(平成31年度)の交通事業予算の概要を公表しました。

このうち、京都市営地下鉄にあたる高速鉄道事業の経常損益は、収入が360億円、支出が345億円と想定され、15億円の黒字計上が見込まれています。ただし、収入のうち19億円は、京都市の一般会計からの補助金で、企業債等残高は3,468億円、累積資金不足は317億円で、有利子負債残高が3,785億円残る見込みです。

支出は、安全対策として烏丸線全駅への可動式ホーム柵設置をめざし、自動列車運転装置(ATO)搭載の新型車両の実施設計に着手すること、災害時などの運行情報提供に関連する駅構内の掲示物を4カ国語に対応する予算が新たに盛り込まれ、烏丸線ホームに車掌用モニター設備の増設、 駅出入口への止水板の設置が前年度に継続し、盛り込まれています。

増収増客の取組として、 航空機内や関西国際空港で、京都を訪れる観光客に向けたPRをはじめとする「地下鉄・バス一日券」の販売促進による市バスから地下鉄への利用促進を図ること、サービス向上として、車内案内表示装置等の4カ国語対応の推進や、外国人観光客にも分かりやすい案内用図記号への更新費用などは、宿泊税を充当します。

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