JR東海、在来線の高架橋柱耐震補強の対象を拡大 中京圏の東海道線など

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高架橋柱耐震補強の対象範囲

©JR東海

JR東海は2019年3月6日(土)、在来線の高架橋柱の耐震補強を行う対象を拡大すると発表しました。

同社では、地震の発生に備え、安全性向上の取組みの一環として行っている対策の一環として、高架橋柱の耐震補強を行ってきました。2018年3月までに、「東海地震において強く長い地震動を受けると想定される区間」で3,544本、「ピーク時1時間あたり片道列車本数が10本以上の高密度線区」のうち、地震発生時に構造物への影響が大きいと想定されるもの1,534本の合計5,078本に鋼板を巻くなどの耐震補強を完了しています。

今回の発表は、「高密度線区」で、被災時のさらなる早期復旧を目的として対象を拡大、新たに3,140本の高架橋柱に耐震補強を実施すると内容です。「高密度線区」以外でも、地震発生時に構造物への影響が大きいと想定される198本の高架橋柱にも耐震補強を行います。

対象の区間は「高密度線区」にあたる東海道本線の豊橋~大垣間、中央本線の名古屋~多治見間と、東海道本線の大垣付近、関西本線の春田付近、武豊線の緒川付近、中央本線の藪原付近です。対象の高架橋柱は3,338本で、工事費は約100億円の予定です。高架下の利用状況などを考慮しながら施工し、約10年間での完成を見込んでいます。

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