JRと福島県、只見線の運休区間を上下分離方式で復旧へ 県が3種事業者に

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運休区間 上下分離方式の概要

©JR東日本

JR東日本は2017年6月19日(月)、2011年に発生した「新潟・福島豪雨」に伴い、長期間運休している只見線の会津川口〜只見間について、立地自治体である福島県と、復旧に関する基本合意を取り交わしたと発表しました。

只見線の会津川口〜只見間は、2011年7月の豪雨被害により橋梁や路盤が流出、以降は不通となり、バスによる代行輸送が実施されています。財政上の理由などから、当該区間はこれまで復旧工事などは実施されておらず、2017年3月に福島県が鉄道による復旧をJRに要請していました。

今回発表された合意では、福島県と会津地方17市町村からの要請に基づき、JR東日本が鉄道による復旧を行うことが決定されています。また、これまでJR東日本が線路などの鉄道施設を保有、併せて運行する「第1種鉄道事業者」であったものを、JR東日本は運行のみを行う「第2種鉄道事業者」、福島県が施設や土地を保有する「第3種鉄道事業者」となり、上下分離方式による運行体制となります。

なお、復旧工事に要する費用の負担割合は、福島県が3分の2、JR東日本が3分の1となり、営業運転の再開時期は、復旧工事の進捗状況を踏まえ、今後、設定されます。

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