日立のイギリス高速車両「クラス800」、英運輸省のデジタル信号試験に合格

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Hitachi クラス800

©Hitachi Rail Europe

日立レールヨーロッパは2017年7月26日(水)、イギリス都市間高速鉄道計画の一環として日立製作所が開発した新型車両「クラス800」が、イギリス運輸省が定めるデジタル試験に合格したと発表しました。

試験は、ヨーロッパの鉄道における統一列車制御システム規格である「ETCS (European Train Control System)」に対応した最新デジタル信号装置を搭載した5両編成のクラス800車両を使用して実施されました。このシステムは、列車の運転手に速度指示を出すことができ、今回の試験で、日立の装置が運輸省の定める安全要件を満たしていることが確認されました。

これを受け、新型車両「クラス800」とその派生型式は、2018年にロンドンとイングランド南西部のデヴォン州やコーンウォール州を結ぶほか、2019年にはマンチェスター、ヨーク、エディンバラ、グラスゴーなどイングランド北部やスコットランドを結ぶトランスペニー・エクスプレスで運行されます。

なお、日立は、2013年12月に、日本企業として初めてETCS規格への適合を示すTSI認証を取得し、ETCS規格に準拠した車上信号装置を製品化しています。

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