JR東日本グループは2019年7月4日(木)、イギリスのウェストミッドランズ(WMT)の駅に新型自動販売機を設置するトライアルを開始しました。JR東は、2017年12月からWMTの運営に参画しており、今回の取り組みはWMTの沿線価値向上と、イギリスで⾃動販売機カルチャーの醸成が目的です。
商品は、イギリス国内で流通する売れ筋の飲料品や菓⼦類に加え、日本の飲料も販売します。タッチ式デジタルディスプレイを備え、リアルタイムの鉄道運行情報を提供し、運⾏路線図・周辺地図の表⽰、WMTの企業ブランディングや販促施策に活用します。
イギリスは、日本ほど自動販売機は普及しておらず、鉄道駅での設置は限られています。新型自販機は完全キャッシュレス対応の機械で、売上データの分析から鉄道利⽤者が購入したい商品構成を実現し、駅から⾃販機カルチャーを醸成します。
新型⾃販機は、イギリスの⾃動販売機メーカーAEGUANA LTDが開発、JR東日本ウォータービジネスが機体レンタルとサポート、CONNECT VENDING LIMITEDが仕入、商品補充、保守、コールセンター対応などを担当します。
設置台数は、イングランド中西部バーミンガムのBirmingham Snow Hill駅に2台、ロンドン近郊のNorthampton駅に1台です。販売動向に応じて、設置台数を拡大する予定です。