アルストムとシーメンス、鉄道事業の統合を正式に発表 新会社「シーメンス・アルストム」設立

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共同で記者発表するアルストムとシーメンス

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フランスに拠点を置くアルストムと、ドイツのシーメーンスは2017年9月26日(火)、両社の鉄道事業を統合し、共同で新会社「シーメンス・アルストム」を設立すると発表しました。統合後の売上高は153億ユーロ、日本円で約2兆円となります。

新会社「シーメンス・アルストム」は、アルストムの拠点があるパリ地域に本社を置き、シーメンスが株式の50パーセントを保有、CEOは、現在のアルストムのアンリ・プパール・ラファルジュCEOが着任、従業員数は世界60カ国以上で62,300人が就業します。統合は、2018年末までに実施される予定です。

鉄道車両の製造事業では、2014年に中国南車と中国北車が合併して誕生した「中国中車(CRRC)」が世界最大のメーカーに成長しており、今回の合併は、こうしたアジア地域の鉄道製造業に対抗するための施策と見られています。

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