JR北海道は2020年4月28日(火)、2019年度決算を発表しました。第3四半期までは予想を上回る増収で推移しましたが、2月以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け大幅減収、通期でも減収で終えました。
連結決算は、営業収益が1,672億円で前年から37億円減、うち鉄道運輸収入は706億円で5億円減でした。営業利益は426億円の赤字で前年から7億円減、経常利益は過去最大の135億円の赤字となり、JR北海道は「極めて厳しい結果」と評価しています。
単体も営業収益が9億円減、営業利益が1億円減、経常利益が6億円減となりましたが、助成金などの支援により7億円の純損失に踏みとどまっています。
運輸業は、空港アクセスの利用増、運賃改定、北海道胆振東部地震からの回復などで増収、第3四半期までの連結営業利益は通期予想の17億円増を大幅に上回る31億円の増収となっていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、グループ全体として50億円の減益となりました。