「しなの鉄道115系電車」横須賀色(通称:スカ色)のS16編成とS26編成が、2021年7月末に営業運転を終了します。2021年3月のダイヤ改正から運行を開始した新型車両「しなの鉄道SR1系電車」との置き換えに伴う引退です。
しなの鉄道115系電車は「国鉄115系電車」としてS16編成が1980年3月に日立製作所で、S26編成は1981年6月に川崎重工業で新製され、それぞれ当時の国鉄長野鉄道管理局松本運転所および北松本支所に初期配置されました。
JR東日本からしなの鉄道へはS16編成が2015年3月12日、S26編成が2013年6月1日に転入しました。S16編成は2017年夏に、S26編成は2018年秋に横須賀色への塗色変更が実施され、多くの鉄道ファンに親しまれてきました。製造から約40年、会社が変わってもなお、一貫して長野の地を走り続けてきた2つの編成を目に焼き付けられるのも残り3ヶ月ほどです。