東京メトロは2021年8月20日(金)、同社社員の盗撮行為が判明したと発表しました。有楽町線・副都心線地下鉄成増駅の女性用旅客トイレ個室内にカメラ取り付けが発覚し、さらに同社の男性社員によるものと判明しました。

発生日時は3月12日(金)。利用客の申し出から、トイレ個室内ドアの内側に掲出されているラミネート加工された注意喚起文の裏面にカメラ取り付けが確認されました。これを受け、駅社員が警察に110番通報。その後、警察の捜査と並行して実施した同社の聞き取り調査により、8月18日(水)に成増駅勤務の20歳代男性による行為と判明しました。

東京メトロは、全駅社員に対して速やかに点呼時教育を実施。この事案周知とともに、コンプライアンスに関する教育を行いました。また、法令等に基づいた厳正な職務遂行の再徹底と、勤務中の私物持ち歩き禁止を改めて指導。緊急対応として、全駅の旅客トイレ内を点検し、全駅で今後も監督者などが旅客トイレ内の巡回・確認を強化します。