2021年10月17日(日)、JR東日本の2階建て新幹線E4系Maxがついに最後の営業運転を終えました。最終の新幹線は東京発の「サンキューMaxとき 437号」で、団体臨時専用列車として運行、使用車両はE4系の中でもっとも新しいP82編成が充当されました。出発時刻は11時44分(イイヨン)の予定でしたが、東京駅を定刻より4分遅れての出発となりました。
涙のような雨のなか、停車する各駅ではMaxの最後を見届ける大勢の鉄道ファンに見送られながら順調に走行し、終点の新潟駅には定刻通り13時54分に到着、営業運転を終了し、14時4分に回送列車として新潟新幹線車両センターへ旅立ちました。
新潟新幹線運輸区の車掌による最後の車内放送では、乗務した車掌のエピソードが添えられました。E4系Maxと同世代に生まれ、幼い頃からともに育ち、いつもMaxが傍にいたそうです。そのMaxは、幼馴染であり、良き仲間。そして、鉄道マンとなってからは、本物の車掌に育ててくれた恩師だったという惜別の言葉が添えられました。多くの乗客が涙を堪える素晴らしい最後の車内放送でした。
ありがとう、Max。