BSフジで放送している鉄道伝説は2021年11月6日(土)12時から、「第74回 鉄道伝説 国鉄711系電車~極寒の北の大地を電化せよ~」を放送します。1967年に製造され2015年まで寒冷地・北海道で活躍した日本初の量産交流形電車「国鉄711系電車」を特集します。
戦後復興期の日本では、国鉄が輸送力の増強をはかり幹線の電化を進めていました。そして1966年、北の大地・北海道の函館本線で鉄道路線の電化が始まります。その電化の歴史とともに生まれたのが、赤い電車の711系です。車両は本州の直流電化区間と接続していない北海道で製造されたため、交流専用車両であり、また冬の厳しい寒さに耐えるための特殊な設備をいくつも備えた「北海道専用電車」として開発され、独自の進化の過程を遂げました。711系の製造によっで生まれた、さまざまな耐寒のための技術は、その後の電車にも引き継がれ、引退した後も多くの車両に息づいています。今回はそんな極寒の大地で活躍した国鉄711系電車の伝説に迫ります。