長野県松本市のアルピコ交通は2022年3月から、東武鉄道20000系電車を導入し、上高地線で運行を開始します。導入するのは東武鉄道モハ20050型・モハ20000型の2両で、それぞれアルピコ交通モハ20100形・クハ20100形として運行します。2021年度内に2両1編成を導入し、2022年3月の運行開始に向け運転室を新設するなど改造工事を実施します。
新たに導入する東武20000系は1988年にデビューした東武の通勤型車両で、東京メトロ日比谷線への直通運転用に製造されました。日比谷線ホームドアの設置に伴い順次撤退し、2020年10月から日光線で運行している車両です。
アルピコでは現在、元京王電鉄から譲り受けた3000形を運行していますが、導入から20年以上経過し、老朽化が進んでいます。