近鉄、27年ぶりの運賃改定 初乗り20円、定期は16.7%値上げ

ニュース画像:近鉄イメージ - 「近鉄、27年ぶりの運賃改定 初乗り20円、定期は16.7%値上げ」
近鉄イメージ

©RailLab ニュース

近畿日本鉄道は2022年4月15日(金)、約27年ぶりとなる運賃改定を国土交通大臣に申請しました。運賃の改定は2023年4月1日(土)からを予定し、初乗り運賃は20円、定期は平均16.7%値上げします。

運賃改定は1〜3キロ程で現行160円から180円へ20円、241~250キロ程で現行3,110円から3,690円と580円値上げします。定期運賃については通勤定期が18.3%、通学定期は改定率を抑え9.2%、平均16.7%の値上げとなります。

なお、特別車両料金・個室料金を含む特急料金、鋼索線(ケーブルカー)運賃は、改定を実施しません。

近鉄ではこれまで、沿線の少子高齢化等によって利用者が減少する中でも、消費税率引き上げに伴う運賃改定を除き、運賃を据え置いてきました。しかし、昨今のコロナ禍で、鉄道の利用は大幅に減少、リモートワーク等の広がりもあり、今後も厳しい経営状態が続くことが予想されます。不断の経営努力をもってしても、これらによる収入減少を補うことは困難な状況としています。また、鉄道運行の安全性・利便性を確保するためには継続的な設備投資も必要不可欠なことから、将来にわたり公共交通の使命を果たしていくため、今回の運賃改定を実施するものです。

もっと、詳しく見る!

ニュースURL

関連ジャンルニュース

このニュースの関連ジャンルのニュースを紹介しています。