JR西日本、N700系台車亀裂の重大インシデントで安全性向上委員会を設置

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亀裂が確認された台車

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JR西日本は、2017年12月19日(火)、同社所有のN700系新幹線で発生した重大インシデントについての概要、詳細を公表しました。この中で、社長を委員長とする「新幹線安全性向上委員会」を12月16日(土)付けで立ち上げたことが明らかされました。

このインシデントは、2017年12月11日(月)、「のぞみ34号」として博多駅から東京駅へ向かっていたN700系K5編成において、走行中に異臭と異音が発生、17時3分ごろに名古屋駅で床下点検を実施した結果、13号車の歯車箱付近に油漏れを確認、さらに点検を行った結果、台車に亀裂と継手の変色が確認されたものです。

JR西日本は、「今回の件は、新幹線の安全性に対する信頼を裏切るものと認識し、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。インシデントは、国土交通省運輸安全委員会が発生原因の調査を行っており、JR西日本は、調査に全面的に協力するとともに、同社としても原因の調査を行い、把握した事実を基に考えられる再発防止策を迅速に講じていく計画です。

同社は、「新幹線安全性向上委員会」設置のほか、異常が無いことを確認できない場合は、躊躇無く列車を止めることを徹底するなど、社員教育を行うとしています。

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