RDを使用して運行するラッピングされた保線機械
西武鉄道は2024年4月1日(月)から、鉄道保線機械「モーターカー」の燃料として次世代バイオディーゼルであるリニューアブルディーゼル(Renewable Diesel:RD)を導入しました。リニューアブルディーゼルを使用して運用する鉄道保線機械は日本で初めての事例とのことです。
この施策は、伊藤忠商事が世界最大級のリニューアブル燃料メーカーであるNESTE社とRDの日本国内向け輸入契約を締結し、伊藤忠エネクスが国内のRD輸送や給油に係る一連のサプライチェーンの構築を行ったことにより実現したものです。NESTE社のRDでは、ライフサイクルアセスメントベースの温室効果ガス(GHG)排出量で石油由来軽油比約90%削減が実現できるとしています。
西武鉄道では、軌道を直すために必要な物資を工事現場まで運搬する保線機械である、モーターカー1台において、従来の軽油に替わる燃料として、RDを100%使用します。これにより年間で3.5トンのCO2排出量が削減できる見込みであり、西武グループ全体で2030年度までに2018年度比46％削減という環境負荷削減目標の達成に寄与します。
今回RDを使用するモーターカーには、持続可能な社会の実現に向けた取り組みをイメージしたラッピングが施されます。
